特別な日に

  • 2018.03.11 Sunday
  • 21:23
こんにちは。
久しぶりのブログです。
今年もこの日が来ました。皆さん、今日は特別な日ですね。何も変わらないと言えばそうだけど、改めて色々なことを考える日にしたいですね。

さて、例年よりも寒かったこの冬。でも、結婚した頃はこれくらいだったかも知れない。いつの間にか暖冬に慣れてしまったのかな。もちろん、暖冬と言っても、冬の最高気温はマイナスなんだけどね。
先日の雨とこの週末の日差しのお陰で、雪はずいぶん溶けました。だけど、雪道の表面が溶けて氷の道になり、ツルツルのネロネロ。こーわーいー。薪ストーブから出た灰を薄く撒いて、なんとか歩いている感じ…このまま溶けると次はザクザクになって、車のハンドルが取られるようになり、それを越えると春が来る〜♪
もう少しだ。
『黒い悪魔と白い悪魔』雪国の人ならすぐにピンときますよね、そう、冬の道の恐怖です。白い悪魔の時は、そうなりそうな天気予報の時には極力外出しなくていいように準備をするけれど、黒い悪魔は、急にそんな道に遭遇することもあり、どうしても避けられない。そんな時はハンドルを握る手以上に、お尻に力が入ってしまう。私の場合はね! お尻の穴がきゅうぅぅっと締まる。いや、閉まるのか!? 笑
この季節が過ぎてしまうとすっかり忘れてしまい、再びそんな道に遭遇した時に、あぁこれか、そうだったそうだった、前もこうだった…と思い出す。忘れっぽいんだね、人間ってね。もしかして私だけ? いやいや、あの日、あの後、みんなが節電とか、災害への備えとか言ってたあれは、どこに行った? 忘れっぽいのは私だけじゃない。せめて今日、この日はやっぱりみんなであの日を思い出して、あの後のことを思い出して考える日にしましょう!
ホントは今日だけじゃ足りないけどね、ね!
明日も笑顔で。
あ、今日は電波が悪くて写真は送れないので、文字だけで。
おやすみなさい!

最高のソーセージサンド!

  • 2017.06.15 Thursday
  • 11:20

DSC_0146.JPG
皆さん、こんにちは!
雨が降りそうだけど、降らないでほしいこのごろ。あちこちで草の収穫が始まっていますからね。
うちでもついに始まりました。

写真は私の好きなソーセージの食べ方の一つ。
パンにキャベツの繊切りを山盛り乗せて、焼いたウィンナーをはさんでガブッ♪
これが、ホントにウマい!
自画自賛だけどウマい!
パンはなんでもいいけど、柔らかめが食べやすい。(ハードタイプのパンにはうちのスライスソーセージがお勧めです。)
まず!パン(今回のはただの白い丸パンだけど食パンでオッケー)を軽く焼いて、マヨネーズをチョロっとやって(手作りマヨネーズだとさらにウマし)、キャベツの繊切りをめいっぱいのせます。マヨネーズをチョロっとやるのはキャベツとパンををつなぐ役目もある気がする…。
そして、焼いたウィンナーをのっけて、お好みでマスタードとケチャップをニョロっとやって、ガブっガブガブっ♪です!
ソーセージから出るパワー、肉汁と塩気をキャベツとパンが支えてくれる感じ…。美味しい…。
こんなにおいしいなんてね!
キャベツは岩手町の特産物でもある春みどりだと最高です!(今回のは千葉産でした。)
写真はウィンナー1本だけど、丸パンの時は2本にしたいな。そうじゃなきゃフランクフルトを1本!食パンの時はウィンナー1本でもいいかな…。
たまにはトマトのスライスや、ポテトサラダを加えることもあり、もう、あごがハズレるかと思う、けどハズレないし、食べちゃう。
元々、お上品とかそんなのないけど、これを食べる時には、周りの視線を気にしている場合ではない。まぁ、夫と息子くらいしかいないけどさぁ。とにかく大口開けて、キャベツをバラバラ皿に落としながら、若干急ぎ気味な感じで食べる。一口食べたら止めない。止まらない。最後まで食べ続ける。そんな感じで食べる。
あ。食べたくなってきた!
まだ、食べたことがない方、ぜひぜひお試しあれ!

今日も笑顔で。

ありがとうございます!

きくぼく 暢子

私のGW

  • 2017.05.29 Monday
  • 01:34

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もうすぐ5月も終わりですね。
あっという間の早さでビックリです…。
農家にとって、4月末からの連休は稼ぎ時で休んでいられない時。今年もやっぱりそうだった。でも!今年は実家の弘前に一泊。と言っても休みとは少し違う。昨年12月にこの世を去った父の墓石を選ぶための里帰り。母と姉とで見に行った。ついでに、弘前りんご公園に初めて行くことも出来た。写真は、帰る前に寄った『ヒロヤ』から撮った岩木山。実家から近い『ヒロヤ』さんには、父のことがあってから、度々寄るようになった。和菓子、洋菓子、パンもあって、楽しく美味しいので、弘前の帰りのお土産の定番になりつつある。
その後の連休中はお天気にも恵まれて、なんやかんやとあっという間に過ぎてしまった…。そして、事件は起こった。
8日夕方、夫がおやつに戻ると、バチっと音がして、棒で脚を叩かれた感じ。痛い。たぶん、アキレス腱が切れた。と言う。緊急性はない感じだったので、時間も時間だし、翌日に病院に行くことにした。
そして、病院へ。
結果は肉離れ。ちょっと笑った。いや、笑いごとでもないんだよね、肉離れも筋肉の断裂なんだから、腱と筋の違いはあれど痛いに決まってるし、重症だと手術もする。それにしても、アキレス腱断裂と肉離れの印象の違いは大きくないか?もっと違う呼び名はないものだろうか。
とにかく、夫の肉離れは軽症だったようで、湿布とテーピングだけで、あとは時間が解決する…みたいだ。良かった。それに、肉離れなんて、大谷くんと一緒じゃないの〜♪(だからなんだって言うんだ…。)
仕事の段取りを考えて、次の木曜日の配達は長男に運転してもらうことを決めた。もしかしたらアキレス腱の手術が必要かも…と考えていたことを思えば、まあまあなんとかなりそうだと胸を撫で下ろした。けれど、心配した三男が仕事を休んで来てくれることになった。三男は北海道の牧場で働いている。牧場の皆さんにご迷惑をおかけすることになるからと思ったけれど、優しいお言葉に甘えることにして、約10日間、三男は手伝ってくれた。まだまだ、と思うところももちろんあるけれど、頼りになる息子との久しぶりの暮らし。楽しかったなぁ〜♪
アクシデントは歓迎することではないし、無ければない方がいい。でも、今回は私にとっては特別な時間だった。貴重な嬉しい時間でもあった。そう、私にとってのGWだったのだ。
感謝です。
明日も笑顔で。

きくぼく 暢子

今日の牧場

  • 2017.05.05 Friday
  • 11:19

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こんにちは!
今日も気温が上がるのかな?と思っていたら、雲が少し増えてきていて、風も爽やか。
明日は天気が良くない予報だけれど、その前に家の向かいの笹山をどうにかしたい。むむむ…。
息子の一人が車いじりをしながら、ガンガン音楽を鳴らしている…こんなことなかなかの贅沢だと思う。
息子よ、たまには家のことも手伝っておくれ。あぁ、親の顔が見たい。(鏡を見ろ〜と息子に言われる…このやりとりを何度やったことか)
とにかく、春のいい日だ。
GWなんて農家にないし、別に特別なことはないけれど、幸せを感じるいい日だ。
今日も笑顔で!

きくぼく 暢子

春ですね!

  • 2017.05.05 Friday
  • 00:44

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春になりました。
写真は、子供たちが通った小学校の下のお寺へ抜ける道の桜。
気温が低く、進みが遅かった4月でしたが、連休に入って気温が上がり、牧場の桜も咲き始めました。
放牧もスタート!
母が亡くなってもうすぐ4年。ちょこちょこしかさわってこれなかった庭に、この春、大きく手を入れました。伸び放題になっていた枝や、ツルが巻きついた枝を整理したり、枯れた木や、大きくなりすぎて役目を終えた木を思いきって切ったり。風通しが良くなり、少し明るくなったような気がする…けど、草木の勢いが強まるのはこれから。一度勢いがついたら止まらない。特に、人が雑草と呼ぶ草木ほど元気がいいと感じるのはなぜだろう?人間の思惑なんてどこ吹く風。元々、自然にはかないっこないんだから、うまく付き合っていくしかない。
産直の仕事もちょうど一つ終わって、こんなに気持ちが楽になるとは…そして、時間が作れるようになるとは…。4年という時間が私にはちょうどよい必要な時間だったのかも知れない。
母屋の整理も少しずつだけれど進み始めた。
春は、訳もなく楽しくなる、ちょっぴり浮かれる季節。ウキウキする季節。いいことがたくさんありますように。

きくぼく 暢子

新たな挑戦

  • 2016.12.01 Thursday
  • 01:25


皆さん、こんばんは!
今日はどんどん冷えてきています。

写真は10月末に撮った今年最後のシュウメイギク。
雪の前にとっておいて良かった。寒さのためか、長く楽しむことが出来た。

思いがけないことは、人生の中ではよくあること。とんでもなく悲しいことも起きるけれど、喜びにつながることもある。だから、面白い。
今年の新たな挑戦は、牛肉を販売する、ということ。10月の加工場の許可更新に合わせて、精肉販売の許可を頂くことが出来た。
牛肉を売る?うちの?
だってね、放牧の牛なんて、かたくて食べられないよ。だから、加工する。美味しく食べられるように。
という気持ちが強かった。もちろん、私たちは美味しいな、と思って食べている。世の中のAクラスのお肉も食べたことがあるけれど、美味しいと思えるのは3口くらいまでで、あとは口の中が脂だらけになって、独特の匂いがまとわりつく感じ。
そうか、美味しいと思う基準が、私たちとは違うんだ、とずっと思ってきた。
でも、思いがけないことに、草しか食べていない、いわゆる穀物飼料を食べていない牛の肉が、グラスフェッド(横文字の違和感が〜!)の肉として支持されていることを知った。まさか!本当に?
そして、私たちはうちの牛の肉を売ろう!と思い立った。
やっていることはずっと変わらない。
『循環』と『持続』は大きなテーマ。出来るだけ、自然に即したあり方を大切に、豊かで美しい牧場を作りたい。少しくらいの社会の変化、動向にぐらつかない、自然の底力を信じて、頼っている。事実、東日本大震災の時、その強さが証明されたと感じている。農業の持つ、本来の強さを生かさなければ、といつも考える。
そもそも、牛は草食動物であり、その恵みは、人間が食べられない草を食べてくれて、乳を人間に分け与えてくれること。最後には、自分自身の肉体までも、肉や皮まで人間に与えてくれる。人間が食べることが出来る穀物を牛に与えるなんて、なんともったいないことだろう。
うちの牛の肉は、Aクラスの肉に比べれば確かにかたい。でも、美味しいのだ。肉そのものの旨さが確かにある。噛めば噛むほどに旨さがあふれる。肉がかたいとかいう食材の難点を、いかにカバーして美味しく食べるか、というのが料理の原点であり、醍醐味だと思う。だから、工夫してほしい。肉そのものは力強く、自然そのものなのだから。
あ、あとね、グラスフェッドの肉ではないけど、うちの経産牛の肉も美味しい。もちろん無農薬、無化学肥料の草地に放牧しているし、そこで採った乾草を食べて大きくなったメス牛。違うのは、農協の乳成分基準に合わせるために、米ぬかとビールの搾りかすとふすまとビートを搾乳の時に少し与えていること。その肉も美味しいの〜!それも少しずつ売るつもり。残りはソーセージに使う。

今はグラスフェッドの肉が流行しているから、いいね、なんて言われたりもするけれど、世の中で、グラスフェッドの肉の流行が終わっても、私たちは変わらずに売り続けると思う。
私たちのような牧場のあり方を許してくれる、理解してくれる人たちに支えてもらいながら。
とか言いつつ、肉、売れてほしい。うん。

今日も笑顔で。
ありがとうございます!

きくぼく 菊池暢子より

秋も終わりですねぇ

  • 2016.11.27 Sunday
  • 02:13


こんばんは!
久しぶりのブログです。
11月1日の雪には驚きました。
写真は少し前のもの。
この秋は……9月の長雨やいつまでも気温が高かった影響か、紅葉はあまりきれいじゃないな、と思っていたけれど、こうしてみると、なかなか、うん、きれい。自然って美しいな。
この秋も、栗拾いはやりました。
出かけるたびに、栗の木の下を通るのだけど、素通りすることはとても出来ない。
どうしても時間がなくて、ぶりぶりっと栗を踏みつけながら車を走らせることの罪悪感は半端ないのであった…。
今年のライバルは鳩だった。
いつもいた。しかも厚かましい彼らは、かなり近づかないと飛ばない。
素通りする時の悔しさは、このごろにしては珍しい激しい悔しさだった。(笑)
とった栗をそのまま茹でても、食べてくれる人はいなくて、せっせと皮をむいて栗ご飯にしたり、渋皮煮にしたり、栗のパウンドケーキにしたり。なんという贅沢なのだろう。
栗の皮をむく作業などは、経済活動として考えたら、なんて合わないものかと思う。今は、ビジネスとして成り立たないことは、無くなっていっても仕方ないような傾向にあると思っているけれど、それっておかしいぞ、と思う。むしろ、栗の皮をむいている時間がくれる幸せの中に、多くの『大切』が詰まっているように思う。さーて、何を作ろうか。大好きな人に、どうやって食べさせようか。誰にあげようか。そんなことを考えられる時間のなんと豊かなことか!
それに、一年にたった数回のチャンスに、栗仕事を重ねる経験は、何物にも代えがたいもの。目には見えないけど、確実に私の技術になり、自信になる。
一番の資産は人間なんだ、私自身なんだと思える事実につながることでもある。
だいたいにして、人は、幸せになるために生きているのだ。
世の中の経済を回すために生きているんじゃない。もちろん大切なことだけど、今は行き過ぎてる。
学校だってそうだ。
幸せになるために学ぶ。
人生を豊かにするために、音楽や美術も学ぶ。でも、大学に合格するために必要じゃないもの、すぐにお金につながらない学びは敬遠される世の中になりつつあるなんて貧しい。
どこかの誰かと競争するために学校があるんじゃないんだ。
と、そんなことを考えながらも栗の皮はむけていく。
有難い。

明日、いやもう今日か。
今日もいい日でありますように。
今日も笑顔で。

きくぼく 暢子より

秋の終わりに

  • 2015.11.02 Monday
  • 10:11


久しぶりのブログです。
もう、秋も終わりに近づいてきました。一度は雪もチラついて、冬がすぐそこまで来ていることを教えてくれました。
今年の紅葉はとても美しかった。
紅葉にピッタリの天候だったのでしょうね。遠くの山々、うちの周りの木々……ピカピカ輝いていて、いつまでも見ていたい景色なのでした。

さてさて、そんな中、昨日は『町分マルシェ』というイベントに出店してきました。
この手のイベントは、準備から後始末まで、普段の仕事に加わる負担が大きい割には売り上げに反映されないことが多く、今は夫婦2人だけだし、もうやらない、と決めていました。だから、最初は迷ったんです。でも、花巻市のフェアトレード&エコロジーのお店『おいものせなか』の店主の新田史実子さんからの強い、熱い勧めを受けて、やることにしたのです。
準備はやっぱり大変で、牛乳の加工を続けていたら、無理だったね、と夫と話しながら進めました。前日の夜からは姪っ子も手伝いに来てくれました。
そして、当日。
早朝出発のため、牛舎の仕事は夫一人。そして、姪っ子と私の2人で出発。順調に到着して、出店準備を進め、いよいよ開店!
どどどーっと流れ込む人、人、人…。
焦る慣れない2人…
慌てまくる2人…
とにかくたくさんの方が、来ていました。
町分マルシェには、カフェやパン屋さんなどの食べ物屋さんの他、アクセサリーや陶芸、カゴなどの手工芸の方、農家の方々など、様々な楽しいお店が並びました。残念ながら、そのほとんどを見ることは出来ませんでしたが、楽しそうな雰囲気はよく伝わってきました。
行って良かったです。
このごろのテーマは、『人の意見を受け入れる』
これまで、聞いてます、聴く耳は持ってます、とは言っても、素直に聞くことはなかったことに気づきました。
マルシェでたくさんの方々が買ってくださり、美味しいと言ってくださったことは、大きな励みになりました。
また、姪っ子の活躍にも驚かされました。ついこの前まで、かわいい学生だった姪っ子が、ずいぶんと大人になり、きちんと意見も持っていて、それも私がうんうん、と聞いてしまう、同じような価値観で、嬉しくなりました。こんな若者がいるならまだまだ日本も大丈夫、などという急に大きなことを思ってしまうくらい新鮮で楽しい喜びでした。
自分だけの発想ではないところに身を委ねるのは、怖いことでもあるのですが、チャレンジでもあり、希望でもあるのだと改めて考えさせられました。
今日も良い一日でありますように……。

きくぼく 暢子より

おひな様もおしまい

  • 2015.03.03 Tuesday
  • 23:47


こんばんは!
本当におひさしぶりのブログです。
アナログな私だけど、今年はブログ頑張ろうと思っていたのに、もう3月になってしまった。
少しずつ母屋を片付けていて見つけたひな人形。木彫りの、素朴なもの。もちろん新しくもないけれど、うちにはピッタリのもの。私には息子しかいないから、なんとなく、ひな人形には縁遠いけれど、今年は飾ってみました。

昨年夏の牛乳のことは、大きな経験となりました。皆さまには、ご迷惑とご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。それでも、売り上げが変わることはなく、むしろ、お客さんたちに励まされ、なんと有り難かったことでしょう!
でも、私たちは大きな決断をしました。昨年の11月をもって、牛乳の加工・販売をお休みすることにしたのです。
以前から、夫婦2人での、これ以上の作業はキツい…と思っていました。年々、天候不順も多くなり、加工と配達の合間に採草や牛の仕事をすることが難しく、悩みの種でした。若いうちは、日中は外の仕事、夜遅くに加工、ということも出来たのですが、歳を取る一方の夫婦(笑) だんだん無理が出てくると感じていたのでした。
また、加工・販売は儲けの部分はほとんどない状態でしたので、経営全体を考える上でも、休むことは前向きな決断だと、自分に言い聞かせました。
でも、正直に言うと寂しいです。
うちの牛乳は、貴重な牛乳だと思っています。冬は無理ですが、春から秋は放牧。配合飼料は与えず、農協の乳価値観による成分ギリギリになるくらいのビートパルプ、米ぬか、ふすま、ビールかすを搾乳牛にのみ与えています。
何より、地元で飼っている牛の乳を地元で加工・販売・消費する、という農のあり方を実践していたということは、大きなことでした。
もっとも記憶にあるのは、東日本大震災の時です。あの時、スーパーから牛乳が消え、通電と共に、加工・販売を始めた我が家の牛乳がバカ売れしたのでした。(配達の他に、道の駅の産直施設でも販売してました!) うちの牛乳だけではなく、産直には思い思いの生産物が並び、小さな農家であっても、直接消費者とつながることが出来る産直、自分たちの手による『小さな流通』は、融通がきき、対応も早いと実感したのでした。
今の農業の強さは、海外生産物との価格競争に勝てるということばかりに視点がありますが、真の農の強さは、外からの力に左右されずに、自分の適性規模を把握しながら、自然と共にあるものだと思っています。逆に言えば、飼料も化学肥料も農薬も種も、すべて買わなければ成り立たない農業は弱い、ということです。
また、例えば、100頭の牛を一軒の農家で飼うより、20頭ずつ5軒の農家が飼って成り立つ農業でなければ、農村は衰退していく一方だろうな、とも思います。さらに、農村に、農産物の加工・保存技術を取り戻すことも、農村の再生には必要なものだと思っています。
だからと言って、大規模経営を頭から否定するつもりはありません。現在のシステムの中では必要だと思いますし、何より農家はみな、必死なのです。

次のブログがいつになるか、わかりませんが…出来れば、頑張って少しずつでも書き続けたいです!

今晩も笑顔で。
おやすみなさい。

きくぼく 暢子

その後

  • 2014.09.03 Wednesday
  • 23:33
先日の久しぶりのブログ。
内容が内容だけに、ご心配おかけしてしまったかもしれません。
ごめんなさい。
その後、をお知らせします。
20日夕方、保健所より規格基準に不適合と指摘を受けた牛乳ですが、21日、保健所による立ち入り検査を行われ、製造中の記録(殺菌温度自動記録・自主簡易検査結果)や、製造ラインについては問題がなかったこと、また、すでに19日にビン詰めをしてあった牛乳にも問題がなかったことなどから、考えられる原因は、ビンの洗浄不良や、洗ビン後の再汚染があったのではないか、ということになりました。
保健所のご指導に従い、出来うる限りの改善を行いました。また、色々と教えて頂き、とても勉強になりました。
今後、このようなことがないよう、より一層、衛生管理を徹底するよう努めます。
沢山の方から、励ましの言葉を頂き、ありがとうございました。
本当に嬉しかったです。

明日は木曜日。配達日。
頑張りまーす。

今夜も笑顔で。

きくぼく 暢子より

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