母が逝きました。

  • 2013.07.13 Saturday
  • 09:45
こんにちは。
しばらくお休みしてました。

母が逝きました。
末期癌の宣告を受けてから56日目の、あまりに早いお別れだった。

宣告を受けた時には、すでに外科的治療は出来ないと言われた母は、緩和ケアを選択。
最期まで自宅で過ごしたいという希望通り、一度も入院することはなかった。

フランスから妹家族が休暇を取って来てくれて、母も私も勇気百倍!
悲しい筈の日常は、思いがけず楽しいものだった。笑い過ぎて、訪問看護師の方々に注意されるほどだった。
それは今でも良い思い出。
妹と私、過去には難しいことが多くて、頭を悩ませてばかりいたけど、離れて暮らしてからのお互いの歩みが、こんなにも2人を近づけてくれていたんだ、と感動した。

それは、母と私も同じ。母と私は姑と嫁。
どこまで行っても他人は他人なのだけど、20年以上、一緒に暮らし、良い時も悪い時も共に助け合い、支え合って過ごしてきた。
やっぱり家族なのだ。
母と私には、他の人にはわからない絆があると、いつも思っている。
だから、最期の日々、やっぱり私じゃなきゃ!と思うことがあるたび、嬉しくて悲しかった。
もうすぐ来るお別れが寂しくて辛くて。
でも、逝ってしまった。
悲しんでばかりもいられないけど、母屋に行くたびに、大きなため息をついてしまう。
あぁ、こんなにも私は母の子になっていたのだ、と。

悲しみを得て、人は真に優しさを得る…って誰かが言ってたけど、そうだといいな。

母が亡くなった6月18日は、母が敬愛するターシャ チューダーの命日でもある。偶然とは思えない一致に、大いなる力が働いたのだと思った。今ごろ、同じ命日の集まりで、おしゃべりでもしていることだろう、なーんて想像して、自分を慰めたりもする。

そうやって時間が流れていく…。

ありがとう、おかあちゃま。

今日も笑顔で!


きくぼく 暢子より

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