秋の終わりに
- 2015.11.02 Monday
- 10:11
久しぶりのブログです。
もう、秋も終わりに近づいてきました。一度は雪もチラついて、冬がすぐそこまで来ていることを教えてくれました。
今年の紅葉はとても美しかった。
紅葉にピッタリの天候だったのでしょうね。遠くの山々、うちの周りの木々……ピカピカ輝いていて、いつまでも見ていたい景色なのでした。
さてさて、そんな中、昨日は『町分マルシェ』というイベントに出店してきました。
この手のイベントは、準備から後始末まで、普段の仕事に加わる負担が大きい割には売り上げに反映されないことが多く、今は夫婦2人だけだし、もうやらない、と決めていました。だから、最初は迷ったんです。でも、花巻市のフェアトレード&エコロジーのお店『おいものせなか』の店主の新田史実子さんからの強い、熱い勧めを受けて、やることにしたのです。
準備はやっぱり大変で、牛乳の加工を続けていたら、無理だったね、と夫と話しながら進めました。前日の夜からは姪っ子も手伝いに来てくれました。
そして、当日。
早朝出発のため、牛舎の仕事は夫一人。そして、姪っ子と私の2人で出発。順調に到着して、出店準備を進め、いよいよ開店!
どどどーっと流れ込む人、人、人…。
焦る慣れない2人…
慌てまくる2人…
とにかくたくさんの方が、来ていました。
町分マルシェには、カフェやパン屋さんなどの食べ物屋さんの他、アクセサリーや陶芸、カゴなどの手工芸の方、農家の方々など、様々な楽しいお店が並びました。残念ながら、そのほとんどを見ることは出来ませんでしたが、楽しそうな雰囲気はよく伝わってきました。
行って良かったです。
このごろのテーマは、『人の意見を受け入れる』
これまで、聞いてます、聴く耳は持ってます、とは言っても、素直に聞くことはなかったことに気づきました。
マルシェでたくさんの方々が買ってくださり、美味しいと言ってくださったことは、大きな励みになりました。
また、姪っ子の活躍にも驚かされました。ついこの前まで、かわいい学生だった姪っ子が、ずいぶんと大人になり、きちんと意見も持っていて、それも私がうんうん、と聞いてしまう、同じような価値観で、嬉しくなりました。こんな若者がいるならまだまだ日本も大丈夫、などという急に大きなことを思ってしまうくらい新鮮で楽しい喜びでした。
自分だけの発想ではないところに身を委ねるのは、怖いことでもあるのですが、チャレンジでもあり、希望でもあるのだと改めて考えさせられました。
今日も良い一日でありますように……。
きくぼく 暢子より